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tabaccosen

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○異端の系譜 3.


○異端の系譜 3.
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○ 戦時中の「拉致」に等しい悪辣な行為施 策は、国民一般の認識には到っていない。年配者は経験として近くにいた「朝鮮人」の姿から推察するだけだ。○そして戦後補償など受けた過酷なレベルのものだけが、「裁判沙汰」として取り上げられたにすぎない。あとは「歴史的隠蔽」にちかい。日本各地の戦時中の「炭坑」の悲惨さ。生産性の劣化を資源的なことを理由にはできない。筑豊などは、「戦後」活況を呈するのだから。

○とつぜん、「望月優子」という女優の名を思いだした。 checkしたら、1977年に、60歳で亡くなっている。かなり「戦後」を過激に生き抜いた人というimageをもつ。わたしの「戦時中の朝鮮人」の imageは、かのじょの演技によるところが大きいはずだ。なんというタイトルの「映画」なのか忘れたが、確かに見ている。そして「脳髄」に刻み込まれている。こうしたことの「意味」を、まともに検証してないのではないのか。ということだ。かなりの程度、浸透した「運動的側面の多い」映画だ。日教組か、社会党か、組合などの「左翼的」勢力の強い時期の産物と切り捨ててしまうには、惜しい。惜しいというのは、こうした視点の存続。存在を以て「自虐史観」というのは、あまりにも皮相すぎるからだ。[・・・・略(中)]

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○思いだしついでに。

○なぜかそれほど関連を持つとは思わないが「出てくる」。たぶん、一時期、これは記そうとおもっていたものが、宙ぶらりんになっていて、柿の木に引っかかるような熟れた状態で落ちてくる、そんな光景なのかも知れない。

○ まあ、それはそれとして、「信長公記」だ。信憑性の高い一級資料とされている。が、どうかなと思う。○だいたい大久保彦左衛門の「三河物語」で、この「信長公記」を、けちょんけちょんに、貶しているからだ。ん。ったく、嘘ばっかし書きおってだ。○それにしてもこの大久保彦左衛門の「本」の出だしの断り書きが、振るっている。「門外不出」を謳いながら、実は公表を狙っているというのだ。こういう馬鹿馬鹿しさのなかに「史料(資料)」はある。文献主義の連中が、必然的に懐疑主義に陥っていくのが分かるだろう。○なぜこうしたことがおこるのか。やはり、ホイジンガのように「遊ぶ」ことが、人間特性の一義であるからかもしれない。

○ひとつの事象であるのに、別の事実になる。立場の相違差異は、「戦争行為」などで顕著に表れる。勝敗の別も、賭博も同じだ。争議はそのまま利得に関わるだけに顕著なだけだ。「裁判」「審判」。それでも不完全なのは自明な理だ。あくまでも、positioningの中立性という幻想が通じないからだ。「近代」はこの観念を抽象理想理念普遍という形象化に成功してはいない。

○ 井沢元彦の「逆説の日本史」。この視点自体が、pointなのだ。原理的な成立を根拠としている。つまりここでも記しているように、立場、視点によって、異なってくる。この井沢的な視点から浮上するさまざまな「問題点」の方が重要なのだ。○既成の歴史観のなんと脆弱なということにもなりかねない。大体、ここで挙げている、梅棹の「生態史観」などというものが、「唯物史観」を蹴散らして出てくる。嗤い。[・・・]


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